2017/05/06~07 新入生歓迎合宿
2017年5月6日から7日にかけて、山梨県山名湖の「甲斐路荘」にて新入生歓迎合宿を実施いたしました。
今回の合宿には総勢40名以上が参加し、近年でも最大規模の合宿となりました。
弁論会場を2か所に分けるなど非常にタイトなスケジュールのなかで進行しましたが、トラブル等もなく無事に終了しました。
今回の合宿は、新しく入会した新入生が初めての弁論を執り行う場として設けられました。 今年の新入生は合宿前に練弁会を開催したり、自主的に泊まり込みで弁論作成を行ったりと意欲がとても高く、指導する上級生もその意思に応えられるよう、改めて身が引き締まる気がしました。
参加した新入生は初めて作った弁論が崩されることへの悔しさや反省をにじませる一方で、積極的に野次を飛ばしたり質疑をしたりと、弁論の持つ魅力にも次第に気が付き始めたようです。
弁論が終わった後の懇親会では、自分の弁論の改善点を先輩に聞きに行く様子や、同期間で感想を語り合う様子も見受けられました。
自分の弁論の完成度に落胆する新入生も数多くいたと思います。しかし、歴代の先輩たちも最初は皆そうでした。新入生はこの悔しさをバネにして、今後の弁論作成や会活動に積極的に取り組んでほしいと思います。
以下、参加した新入生の感想です。
新歓合宿に参加しました、1年会員の村上大星です。 「楽しく、そして刺激的な経験だった。」今回の合宿を振り返れば、この一言に尽きるのではないでしょうか。確かに、初めての事で要領がわからない中、弁論を作成するのは難しいものでした。悩んで進まなくなったり、夜通しの原稿作成で朝を迎えることもありました。当日は、飛び交うヤジ、厳しい質問。多くの反応を受けながら弁論する楽しさを感じました。一方で、自分の弁論においての未熟さを感じた瞬間でもあったと思います。しかし、先輩方や同期の協力、あるいは厳しい指摘を受けて弁論が完成し、あの山中湖畔の演台で発表できたことは大変刺激的な経験でありました。今後はこの合宿で得た教訓と、弁論することの楽しみを糧に、一流の弁士を目指して日々勉強していきたいところであります。
今回合宿に参加させてもらいました、1年会員の上野すだちです。 四月中旬から始まった弁論作成も、合宿が終わった今となってみるとあっという間の出来事でした。 しかし、テーマを決め、原稿を作っていく過程はとても厳しいもので、自分の考えを相手に伝えるのってこんなに難しいものなんだなあ、と実感しました。 合宿当日の弁論では、予想していた質疑が来ずに、逆に予想していなかった質疑がたくさん来ました。 それにしっかりとした応答が出来なかったかったことは、悔しさとなり今の自分の課題となっています。 また、悔しさだけでなく楽しさも見出すことが出来ました。 自分の考えを相手が聞いてくれる。 それは当たり前のようで当たり前なことではなく、とても幸せなことです。 どんなに自分と違った考えでも、そっぽ向くのではなく真っ向勝負する先輩方の姿勢に惹かれました。 弁論は人格の発露、その言葉の意味が少しわかった気がしました。
最後になりますが、弁論の指導をして下さった先輩、そして色んなアドバイスをして下さった先輩方、本当にお世話になりました。 何か苦しいことがあったとしても弁論を出来るから頑張れる、そう思えるように努力していきたいです。
新入生の弁論発表が終わると、5月21日開催の東京大学五月祭記念弁論大会へ出場する2年の今井章弥会員が最終弁士として弁論を執り行いました。
大会まで残り2週間ですので、会員が一丸となって全力で頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、会場を提供していただいた甲斐路荘の皆さま、並びにご協力いただいた先輩方に厚く御礼申し上げます。