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2016/7/2~3 会内弁論大会


7月2日(土)3日(日)に中央大学8203教室で開催された会内弁論大会に、一年生16名が参加しました。

3年生も聴衆として参加し盛大に開催されました。

審査の結果、栄えある第一位に輝いたのは遠鑑(とうかね)太一弁士(法・法)でした。

遠鑑弁士は精神病から治癒した人の社会的入院について訴えました。

遠鑑弁士は5月の新歓合宿で初めて弁論をした際に、自分の無力さを感じました。さらに新人弁論大会の時に同期が頑張っているのを見て、自分も負けていられないと思い、合宿の悔しさと相まって、会内弁論大会で結果を残したいと思い、弁論作成に取り組んできました。その結果、優勝することができ、非常に嬉しいです。また、第1回白門杯に名を刻めたことを誇りに思います。今後の大会でも結果を残せるよう努力していきます。

と語っていました。

準優勝は南愛(まな)弁士(法・法)でした。

南弁士はLGBTについて訴えました。

南弁士は原稿に、LGBTの人々を救済することの社会的重要性を含むことができなかったのが悔やまれます。ただ、自分の言いたいことを弁論にすることができたので、「本当は元々言いたいことと違った」というような後悔は全くありません。弁論は決して一人の力でできるものではなく、先輩方や同期のサポートあってこその弁論なのだということを強く実感しました。添削いただいた先輩方、またアドバイスしてくれた同期には感謝の念に絶えません。2位という結果に慢心せず、今後もより良い弁論を目指して努力を続けていきたいです。

と語っていました。

第三席は江畑楓一郎弁士(法・法)でした。

江畑弁士は長時間労働について訴えました。

江畑弁士はこの度の会内大会では、過労死のない社会の実現を訴えさせていただきました。なぜ私がこのテーマを取り上げたかと申しますと、父が過重労働がきっかけで精神を病んでしまったからです。父は17時間の長時間労働を一年間続けた結果、睡眠障害を招き、うつ病を発症したわけであります。幸い職場に復帰することはできましたが、自殺念慮に陥ることが度々あったそうです。本人曰く精神を患った人間にしかわからない感覚だそうです。被害は本人以外にも及びます。家族の存在です。私も母も苦しみました。衝動性の亢進と言いまして、何かをきっかけにして突然怒りがこみ上げ、普段温厚で理知的なのに、周囲に強くあたるという、抗うつ薬の副作用があります。父は普段は温厚でやさしい人でしたが、日によっては、特に人事の時期、休み明けの時期には、人が変わったようにふるまうことがありました。幼心には到底理解できず、とにかく機嫌を取ろうと必死に取り繕いました。ですが、焼け石に水でした。母も発症前の優しかった父を知っていますから、さぞ無念だったのではないでしょうか。話せばいくらでも話せますが、言いたいことは、とにかくこんなつらい思いを誰にも味わってほしくないということです。もうそれしかありません。この気持ちを言葉に起こして人に伝えたいの一心でやりました。弁論としては、「家族を支えるために」働く人に救済対象をしぼったことと、過労死を解決してどんな社会を実現するのかという理念性に大きな欠陥があったと思っております。反省する点は山のようにありますが、一つひとつ修正を加えていき、「完成」を目指したいと思います。

と語っていました。

お忙しい中、先輩方も参加して頂き誠にありがとうございました。

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