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2022/10/16 第62回花井卓蔵杯争奪全日本雄弁大会

2022年10月16日、中央大学多摩キャンパスにて、第62回花井卓蔵杯争奪全日本雄弁大会が行われました。



当会からは、


新野しおり(法1)が演題「命のバトン」のもと、臓器移植の現状について、


栗城奈穂美(法1)が演題「失われる前に」のもと、児童養護施設出所後の課題について訴えました。



結果は、栗城弁士が見事優勝、新野弁士は第三席を収めました。





以下、弁士の感想です。




この度、第62回花井卓蔵杯争奪全日本雄弁大会に出場させていただきました、1年会員の新野しおりです。

私は、今回「命のバトン」という演題のもと、臓器移植についての弁論をさせていただきました。臓器移植は、多くの待機者が亡くなっている中で、何度も問題視されてきた制度です。

それだけ、改善すべき点が多くあるということであり、作成中には、主にどの点を問題視して解決に向けて働きかけていくのかが論点になりました。しかし、先輩方や、同期たちと話し合う中で、私の価値観を明確にするとともに、今一番解決したい問題点を見つけることができました。その結果、第三席という素晴らしい評価をいただけました。私1人では決して得られなかったこの結果は、一重に会員の皆様の協力によるものと思います。この感謝の思いを忘れず、続く同期の作成でも力になれるよう、励んで参ります。最後になりますが、大会に関わってくださった全ての方に深く御礼申し上げます。






この度、第62回花井卓蔵杯争奪全日本雄弁大会に出場させていただきました、1年会員の栗城奈穂美です。今回、私は児童養護施設を退所した“ケアリーバー”に関しての弁論を作成致しました。

守られる場所。愛される場所。健やかに成長できる場所。

親を親と呼べない子供たちにとって、施設こそが家族であり、自分の居場所であるのです。

しかし、子どもたちは永遠に施設で暮らしていくわけではありません。

いつかは必ず、自立する瞬間が訪れます。

そして、自立後に彼らを襲う孤立感・孤独感。

相談することも、頼ることもできないまま追い詰められてゆくような現状は決してあってはならない。

限られた愛情ではなく、一時の居場所ではなく子供たちがもう二度と、自分の居場所を失なわずにすむように自立への道を共に歩み、支えられる居場所を作ること。

そうしなければ、彼らの未来が失われていってしまう。そのようなことは決しておきてはならない。自分の力で生きていける未来を失うことがあってはならない。

そのような思いを込め、「失われる前に」という演題を名付けました。

決して一人では成し遂げられない道のりでありました。

本当にたくさんの先輩、同期の方々にご指導をいただき、支えられてここまでやってこられました。また、優勝できたのもひとえに先輩・同期の方々のおかげであり、感謝してもしきれない思いでいっぱいです。

私自身も今まで行ってきたどの弁論よりも、一番いい弁論ができたのではないかと後悔を残すことなく大会を終えることができました。

しかし、弁論後に見えてきた新たな改善点も沢山ございますので今後とも精進してまいりたいと思います。

最後になりますが、花井杯に関わって下さったすべての皆様に厚く御礼申し上げます。






最後になりましたが、本大会開催にあたりご支援ご協力をくださいました皆様と、大会にお越しくださった皆様に厚く御礼申し上げます。



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