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2022/11/27 第1回東京農業大学長杯全日本農林水産学生弁論大会


2022年11月27日(日)に、第1回東京農業大学長杯全日本農林水産学生弁論大会が、東京農業大学世田谷キャンパスにて開催されました。



当会からは、



田部井嶺(文1)が、演題「いただきます」のもと、日本の畜産業が抱える危機とその解決のための新たなあり方について、



對馬侑輝(法1)が、演題「災い転じて福となる」のもと、ジビエが切り開く新たな未来について訴えました。




結果は見事、田部井弁士が第二席を収めました。



對馬弁士は惜しくも入賞は逃しましたが、自らの想いを熱く訴えました。




以下弁士の感想です。




この度第1回東京農業大学学長杯全日本農林水産学生弁論大会に出場させていただきました、1年会員の田部井嶺です。

 私は、今回「いただきます」という演題のもと、飼料の高騰について弁論をさせていただきました。飼料の高騰は現在一番の問題であり、解決をしなくてはいけない事項です。

現在、飼料の9割が海外からの依存状態にあり、国際情勢の変化により畜産農家の経営に直接ダメージが出てしまう状態です。そのため飼料を国内で少しでも自給をするためにエコフィードという食品製造副産物を用いた飼料を促進するため、政策をうたせていただきました。

 結果的に準優勝できたのは作成の際に協力してくださった会員の皆様のおかげであり、感謝申し上げます。この結果に満足することなく今後も辞達学会の活動に関わって行きたいと思います。

 最後になりますが、本大会の開催、運営にあたり、ご協力くださったすべての関係者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。







この度、第1回東京農業大学学長杯全日本農林水産学生弁論大会に出場させていただきました。一年会員の對馬侑輝です。


今回、私はジビエの普及について訴えました。

ジビエとは、狩猟した野生動物の肉を指し、日本においてはイノシシとシカの肉が代表的な例です。そんなジビエは獣害対策と地域活性化につながる素晴らしい食材ですが、ジビエは食べる機会が少ないため、全く普及していません。この状況では、ジビエは普及しないため、新たな政策が必要だと考え、人々に均等に機会を与える方法を模索しました。そこでプランとして、全国でジビエの給食を提供することを提案いたしました。現在、鳥取県をはじめ、少数の自治体で導入されている取り組みです。

将来の食文化を担う子どもを通して、ジビエを食文化として構築し、需要を生み出すことを目指しました。しかし、このプランを実行する上で、供給が難しいという懸念がありました。捕獲現場と処理場との距離が空いているため、捕獲した害獣を運送する際に、肉が傷んでしまい、食肉とするのが困難であるというものでした。そこで補填プランとして、害獣をその場で解体できる車両、ジビエカーの全国規模での導入を提言いたしました。

 また、今回の大会において配点の半分を占めていた成長及び態度に関して、指導者の先輩をはじめ、会の皆様にご協力いただいたおかげで上達し、聴衆に対する説得力が向上いたしました。しかしながら、本番において、噛んでしまったり、質問に対する趣旨と異なる回答をしてしまったことがとても悔いが残っており、今後の課題点として実感している次第です。

 

結果として、入賞することはできませんでしたが、本大会で発表させていただいたことは、大変貴重な経験でした。ご協力頂いた会員の皆様をはじめ、本大会の開催及び運営にあたり、ご協力くださいました方々に厚く御礼申し上げます。




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