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2024/02/03 令和5年度桜弁会杯争奪学生弁論大会

2月3日(土)に、令和5年度桜弁会杯争奪学生弁論大会が、国立オリンピック記念青少年センターにて開催されました。



当会からは赤井優斗(法1)が出場し、演題「次世代の壁」のもと、カネミ油症事件の2世3世被害者の抱える問題とその解決について訴えました。



結果は入賞を逃したものの、自らの想いを熱く訴えました。



以下弁士の感想です。



 この度学習院大学主催桜弁会杯争奪学生弁論大会に出場させていただきました、1年会員の赤井です。

 私は今回「次世代の壁」という演題のもと、カネミ油症に苦しむ2世3世被害者について弁論をさせていただきました。カネミ油症事件は、約50年前に発生した、化学物質の混入が原因である食品公害でありますが、未だに被害者の一部が救済されていないため、こういった弁論を発表した次第です。

 現在、カネミ油症1世の被害者のほとんどが救済対象とされ、補償を受けている中で、科学的見地の不足から2世3世の被害者が救済を受けられていないという現状があります。2世3世を含めたカネミ油症被害者の総数は、カネミ油症の特性上未だに判明していないものの、数千人から数万人とされています。1世被害者は皮膚症状を主とした被害に悩まされているのに対し、2世3世被害者は1世と同じく皮膚症状が発現するのに加え、唇が裂けた状態で生まれる口唇口蓋裂や奇形児などで生まれるケースが多く、1世被害者に劣らない被害を受けています。そこで、カネミ油症1世被害者の血を引いていることと、カネミ油症の症状が見られることの2つを満たした者を新たに患者として認定し、補償を受けることができるようにするという政策をうたせていただきました。

 結果としては振るわなかったものの、1年会員が主体となって作成を行うことがてき、私だけでなく124代全体として成長できたと感じております。悔しい結果に終わりましたが、これをバネに自己の弁論能力の向上により一層努めようと思います。

 最後になりますが、本大会の開催、運営にあたり、ご協力くださったすべての関係者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。


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