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2023/06/24 第45回全国学生新人弁論大会

6月24日(土)に、第45回全国学生新人弁論大会が、中央大学多摩キャンパスCスクエアにて開催されました。




当会からは、東郷優希(経済1)が、演題「人民の 人民による 人民のための政治」のもと、現在の立候補制度にあり方について、



朝倉爽介(法1)が、演題「藁をも掴んだその先に」のもと、仮放免者の現状とその解決について訴えました。




結果は、東郷弁士が見事最優秀賞を収めました。



朝倉弁士は入賞は逃したものの、自らの想いを熱く訴えました。




以下弁士の感想です。



この度、第45回全国学生新人弁論大会に出場させていただきました。1年会員の東郷優希です。


今回私は「人民の人民による人民のための政治」という演題の下、立候補という政治参加に立ちはだかる大きな壁について弁論を作成させていただきました。世間一般ではスポットの当たりにくい落選後の政治家や、政治家になるため立候補しようとする人々ですが、私自身、小学生の頃に国会議員であった父が落選し、生活に行き詰まった経験があります。

汚職や居眠り、税金泥棒など、なにかと批判される傾向がある政治家ですが、しっかりと国民、国家のことを考え、社会をより良いものにしようと奮闘した父のような政治家もいるということを身をもって体験していたため、彼らの抱える問題を明確にし、その理由や解決策を訴えることができました。

立候補したい人が誰でも立候補できる環境の整備は急務です。現状では立候補する際に大きな壁が存在し、立候補できる人が限られてしまっています。当事者意識のある人が立候補することで今まで政策の光が当たっていなかったところに光が当たり、新たな政策が生まれます。新たな政策により社会が変わる。私はこうした観点から本弁論を作成いたしまた。


集団作成の中でデータ集めや論拠構成など、班員の皆様のおかげで納得のいく、首尾一貫した弁論を作り上げることができました。

私自身、弁論作成中、何度もつまずき、思うようにいかないことが多くありましたが、班員の皆様からの叱咤激励により最後までやり遂げることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。


今回の大会を通して多くのことを学び、人として一段階成長することができました。

今回の経験を今後の辞達学会の活動に生かせるように努めます。


最後になりますが、お忙しい中、毎日のように弁論作成にご参加くださった班員の皆様、助言や応援、指導してくださった先輩方や同期の皆様、大会に関わった全ての皆様に深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。





この度、第45回全国学生新人弁論大会に出場させていただきました、一年会員の朝倉爽介です。


今回私は、「藁をも掴んだその先に」の演題のもと、仮放免制度の問題について訴えました。

仮放免制度とは、原則として入国管理局に収容される非正規滞在者に例外的に収容所外での生活を認める制度を指します。仮放免となる条件には収容所では受けられない特殊な治療が必要であることと、幼い子供に義務教育段階の教育を受けさせる必要があることがあります。このように医療と教育の保障を目的とする仮放免制度ですが、主にに仮放免者に就労が認められていない事が理由で経済的困窮が生じ、医療・教育の保障という目的が達成されていない現状を問題として提起しました。これを解決するプランとして収容施設から医療施設・教育施設に通える体制を作り、費用を国が負担するというプランを提案しました。


次にこの度の弁論の反省点を述べさせていただきます。作成を通して、仮放免の方を救う意義が聴衆に伝わることを意識していました。練弁等を通して意義は聴衆に伝わりやすいものとなりましたが、反面、仮放免制度の現状とそれに対応するプランの説明は聴取・審査員に伝わりきらなかったように思います。また、そのほかの課題として「説得」の要素が不足していたようにも感じました。これは審査員の方に伺った評価ですが、「聴衆が弁論を聴く前と後での変化が少なかった」とおっしゃっていました。確かに私自身作成を通して「説得」の観点が欠落していたように思います。


入賞することができなかったことは悔しい限りですが、得るものも多くありました。悔しさを目に見える成果で還元できるよう、今後も一層精進して参ります。


改めて、選考会・弁論作成・大会運営に携わっていただいた全ての会員の方々に感謝します。ありがとうございました。

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