2023/07/08 第48回春秋杯争奪全日本学生雄弁大会
7月8日(土)に、第48回春秋杯争奪全日本学生雄弁大会が、法政大学市ヶ谷キャンパス富士見ゲート201教室にて開催されました。
当会からは、塚田さくら(文2)が、演題「性差万別」のもと、性差医療の現状とその解決について訴えました。
結果は入賞を逃しましたが、自らの思いを熱く訴えていました。
以下、弁士の感想です
この度、7月8日に開催された第48回春秋杯争奪全日本学生雄弁大会に出場させていただきました2年会員の塚田さくらです。
今回、私は演題「性差万別」の下、日本における性差医療の現状と解決について訴えました。
性差医療とは、「病気に男性と女性で差異があることを研究し、それを治療、診断、予防に活かしていく」という概念です。男性と女性は外面的な身体も異なりますが、臓器やホルモン作用の違いなど内面的な身体の造りも異なります。この違いにより、病気などで治療効果の差やリスクが異なってきます。しかし、現在の日本の医療現場では、体重や年齢などのような項目は考慮されているのに、それと同じように重要な性別については考慮されておらず、男女一律の診療を行っているという問題があります。研究はある程度されているのに、なぜ医療現場では行われていないのかということに焦点を当て、その分析として教育普及が進んでいないことを挙げました。そのため、プランでは医学部生への性差医療教育を行うことを義務付けることと、現在、医者になっている方にも性差医療の知識を周知させることを掲げました。
この度、演台に立ち、弁論をしたという経験は貴重な体験であり、大事な糧となりました。
ご協力頂いた会員の皆様をはじめ、本大会の開催及び運営にあたり、ご協力くださいました方々に厚く御礼申し上げます。
辞達学会二年会員 塚田さくら