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2023/10/28 第30回拓殖大学学長杯争奪全日本学生雄弁大会

10月28日(土)に、第30回拓殖大学学長杯争奪全日本学生雄弁大会が、拓殖大学文京キャンパスにて開催されました。



当会からは川端賢人(法1)が出場し、演題「終わりの見えない戦い」のもと、裁判での証拠開示の必要性について訴えました。



結果は入賞を逃したものの、自らの想いを熱く訴えました。




以下弁士の感想です。





この度、第30回拓殖大学学長杯争奪全日本学生雄弁大会に第4弁士として出場させていただきました、1年会員の川端賢人です。

今回、私は『終わりの見えない戦い』という演題のもと、再審制度に関する弁論を行いました。

再審制度は通常の刑事裁判とは異なり、再審開始に至るまでの手続が明文化されておりません。そのため、冤罪被害者の救済という再審制度の本来の目的を果たしていないという問題がありました。

その原因としていくつかありましたが、今回は証拠開示制度に注目しました。刑事裁判では公判前整理手続きという制度があるのに対し、再審では証拠開示に関する具体的な規定がなく、裁判官及び検察官の裁量に任されているというものです。

次にこの度の弁論の反省点を述べさせていただきます。

大会後のレセプションでは、審査員の方から直接講評をいただくことはできませんでした。そこで審査用紙に目を通して感じた点を以下に列挙します。

論旨については、「なぜ今できていないのかわからない」といった実現可能性を指摘されていたのみで、問題点は伝わっていたようでした。

やはり、なぜ国が証拠開示が裁判官及び検察官の裁量に任されていることに対して、策を講じていないのかという疑問が解消されていなかったようでした。

質疑については、少し回答に詰まったことや原因分析の甘さを指摘されたものの、おおむね評価はよく、練弁からかなり成長できたと感じました。

声調については、かなり高評価をいただき、直前まで先輩方に指導していただいた成果を存分に発揮できました。

惜しくも、入賞を逃しましたが、今回の作成・大会を通じて培った経験を活かして、今後の辞達の活動に励みたいと思います。

最後になりますが、大会を運営してくださった方々、前日の夜遅くまで作成にご協力いただいた方々に心から感謝申し上げます。

本当に、ありがとうございました。

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