2024/01/06 第40回土光杯全日本青年弁論大会
1月6日(土)に、第40回 土光杯全日本青年弁論大会が開催されました。
当会からは中島萌(法4)が出場し、演題「子どもは社会からの預かりもの」のもと、日本における道徳教育の問題とその解決について訴えました。
結果は見事、優秀賞(フジテレビ杯)を収めました。
以下弁士の感想です。
第40回土光杯全日本青年弁論大会に出場させていただきました、4年会員の中島萌です。
まず初めに、能登半島大地震、羽田空港での衝突事故といった大変な社会状況の中、土光杯を開催していただき、大会出場の機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。余震が続きお辛いことと存じます。どうかお体に気をつけて、一日も早い復興をお祈りしております。
今回の弁論は、私が幼い頃より祖父からかけられていた言葉である「子供は社会からの預かりもの。子供が大人になり、社会へお返しした時にきちんと貢献できるよう、家庭で立派に育てるんだ。」という教えをもとに作成しました。
弁論の内容は、若者のモラルの低下、家庭内での教育の重要性です。
「若者」の当事者として、また、これから社会に出ていく今だからこそ訴えたい内容を話すことが出来ました。
私たちの世代はZ世代と呼ばれ、インターネットと共に育ち、コロナ禍での学生生活も経験しました。周りの環境が変化し、それに伴い価値観も大きく変わり、私たちの年代の若者は、良くも悪くも時代の転換点の象徴のような世代といえます。
時代によって、価値観や行動、その他様々なものにおいて、何が正解なのかは変わっていきますが、社会の中で生きている以上、「周囲と関係性を築く力」「周りを思いやる力」は変わらず大切であり続けると私は思います。
今回の土光杯を通じて、この思いが多くの皆様に届きましたら、大変嬉しく存じます。
そして、この弁論は私自身の決意表明でもあります。4月からは私も社会人になります。今まで育ててくれた親に感謝するのはもちろん、周囲の人への感謝を忘れず、弁論で訴えた内容に恥じないような大人となり、社会に貢献していきたいと思います。
そして、今回、辞達学会から土光杯への出場は数年ぶりでした。ノウハウもない中、出場したいといった私のために説明を受け、土台を作ってくれた新野をはじめとした運営代、練弁や当日の応援に駆け付けてくれた同期・後輩、そして何より、今回私の指導者を務め、最後まで支え続けてくれた田部井に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。