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2024/06/22 第46回全国学生新人弁論大会

6月22日(土)、第46回全国学生新人弁論大会が、中央大学多摩キャンパスにて開催されました。



当会からは平塚春紀(商1)が、演題『愛ゆえに、』のもと、家庭内における介護負担とその解決について、


小澤秀周(法1)が、演題『もうひとつの涙』のもと、妊娠・出産における親のうつ病とその解決について訴えました。


惜しくも入賞を逃しましたが、自らの想いを熱く訴えていました。



以下、弁士の感想です。




この度、第46回全国学生新人弁論大会に出場させていただきました、1年会員の平塚春紀です。


今回、私は『愛ゆえに、』の演題のもと、高齢者介護の問題について訴えました。


高齢者介護を取り巻く環境は、核家族化、少子高齢化など、根本問題が人口動態という、逃れることの難しいものとなっています。介護を必要とする高齢者を守る人たちを、守りたい。そのための早急な打開策が求められる中で、私は現在の政策の問題点である、医療と介護の連携を改善することに光明を見出そうとしました。具体的には、広島県尾道市が提起したケアカンファレンスの全国展開を推進することで、要介護者の求める医療的支援を介護に提供することができるというプランを建てました。しかし、このプランでは、介護を支える人たちの一部に対する連携のみにしかフォーカスを充てられておらず、介護の実態に対して完全なものでなかったと反省の意が募るばかりです。


入賞することができなかったことは悔しい限りですが、得るものも多くありました。悔しさを目に見える成果で還元できるよう、今後も一層精進して参ります。


改めて、選考会・弁論作成・大会運営に携わっていただいた全ての会員の方々に感謝します。ありがとうございました。




この度、第46回全国学生新人弁論大会に出場させていただきました、1年会員の小澤秀周です。


今回、私は『もう一つの涙』という演題のもと、妊娠・出産に伴ううつ病の問題について訴えました。


妊娠・出産に伴ううつ病という問題は特に母親に対して焦点が当てられがちですが、実は父親も母親と同程度の発症リスクを抱えています。こうした妊娠・出産に伴ううつ病を取り巻く支援は、現状自治体ベースで行われています。しかし、精神面のケアが身体面のケアに包括して実施されていることから、母親が妊娠・出産に伴い自殺を考えるピーク時期に適切な支援がなされていません。また、父親に対する支援を実施している自治体は限定的で、その理由として、父親のニーズが分からないことだとしています。これらの現状を解決が必須の課題として提起し、現行の支援制度の拡充と特に父親の支援ニーズの把握を目的とする調査を提案いたしました。


多くの会員の皆様に、お力をお借りしたにも関わらず、入賞することができなかったことは悔しい限りです。この悔しさをバネに、今後も一層精進して参ります。


改めまして、選考会・弁論作成・大会運営に携わっていただいた全ての会員の方々に深く感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


 

最後になりますが、第46回全国学生新人弁論大会の開催にあたり、ご協賛いただきました企業の皆様や、ご協力いただいたOB・OGの皆様、大会に参加してくださった各大学弁論部の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

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