top of page

2025/02/01 令和6年度桜弁会杯争奪学生弁論大会

2月1日(土)、令和6年度桜弁会杯争奪学生弁論大会が、国立オリンピック記念青少年センターにて開催されました。



当会からは服部壮希(国経1)が、演題『世界征服』のもと、日本のソフトパワーの一種である政治的価値観の発信を取り巻く問題とその解決について訴えました。


結果は見事、準優勝を収めました。



以下、弁士の感想です。



 この度、令和6年度桜弁会杯争奪学生弁論大会に出場させていただきました、125代会員の服部壮希です。

 今回、私は「世界征服」の演題のもと、日本のソフトパワーの活用について訴えました。


 この弁論をするに至ったきっかけは、去年の夏にインドのバンガロールへ1か月間インターンで行った際に、バンガロール日本総領事の中根さんに日本とインドの関係についてお話を伺ったことでした。

 「日本のアニメやマンガが大きく人気を獲得しているのにも関わらず、日本語を勉強しよう、だとか日本に行ってみようというインド人は少ないのが現状」というお話を伺い、その原因はあくまで日本文化の魅力が、文化としての魅力に留まってしまっていて、日本という国家自体の魅力に繋がっていないということでした。

 そこで、国家の魅力を用いて、国力増強を果たす、ソフトパワーを高めることが、この問題に対して有効であると考えました。

 ソフトパワーの源泉となる国家の魅力には「文化」「政治的価値観」の2つがあげられ、日本においては、特に直接的にソフトパワーに繋がる政治的価値観によるソフトパワーがさして強くないという現状がありました。

 その原因を日本人が主張しないことを美とする考えである「ハイコンテクスト」に偏重しているからだと分析しました。

 そこで、自分から発信していく姿勢を持つことによって、このハイコンテクストによって生じてしまう壁を乗り越えよう、という提言をさせていただきました。


 価値弁ということで、自分の軸を持つこと、そして何より納得感のある提言を打ち出すことがとても難しく、選考会時点、集団作成時点どちらにおいてもかなり難航する作成となりました。それと同時に価値弁を作る上でのノウハウや、集団作成時に意識することなど得られるものも大きい大会になったかと思います。

 結果としては、自己言及性と論旨が大きく評価された形で準優勝することができました。入賞を入賞で済まさず、良かった点も改善点も今後に活かしていけるよう精進してまいります。


 最後になりますが、弁論作成に協力してくださった同期や先輩方、令和6年度桜弁会杯争奪学生弁論大会の開催・運営に尽力してくださった皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。


 本当にありがとうございました。

 
最近の投稿
更新日時
タグ

© 2024 中央大学辞達学会

 

  • Instagram
bottom of page