2015/11/21 第39回大隈杯争奪雄弁大会
11月21日、第39回大隈杯争奪雄弁大会に当会からは第六弁士として八木規行弁士(法1)が出場しました。
八木弁士は演題「罪人の到達点」のもと、前科者が社会復帰できない現代社会に疑問を投げかけ、「更生し刑期を全うした前科者にも一般人と同じような生活を保障すべきだ」と聴衆に訴えかけました。残念ながら入賞できませんでしたが、「自分の考えを多くの人と議論し、様々な意見を聞け、有意義な経験ができた」と語りました。
以下、八木会員の感想です。
「当然ではありますが、『前科者を救いたい』と主張するたびに聴衆からの反発が強く、この私の伝えたい思いと聴衆との乖離を埋める作業は本当に大変でした。もともと刑務所に責任を求める弁論を作成しましたが、都合上、前科者に救済対象を絞らざるを得なくなってしまったことが悔いの残るところです。しかし、先輩や同期の皆さんと議論をすることで自分を見つめなおすきっかけが出来、新たな自分を発見できたと思います。大会を終えたときは、『やっと開放された』と思いましたが(笑)」
最後になりましたが、当大会を主催してくださりました早稲田大学雄弁会の皆さま、本当にありがとうございました。