2021/10/23 第61回花井卓蔵杯争奪全日本雄弁大会
2021年10月23日、オンライン上で、第61回花井卓蔵杯争奪全日本雄弁大会が行われました。
当会からは、
キムユンジュ(法1)が演題「失われた権利」のもと、法定通訳人について、
橋原ひまり(法1)が演題「ジャパニーズドリームの嘘」のもと、外国人労働者について訴えました。
結果は、キム弁士が見事優勝と特別賞を受賞しました。
橋原弁士は惜しくも入賞に至りませんでしたが、自身の熱い想いを聴衆に訴えかけていました。
以下、弁士の感想です。
この度、第61回花井卓蔵杯争奪全日本雄弁大会に出場させていただきました、1年会員のキムユンジュです。
私は白門杯に引き続き「失われた権利」という演題のもと、刑事手続きにおける法廷通訳の質の保障というテーマを取り上げました。法廷通訳は国際人権規約で定められている規定であり、日本語が理解できない外国人が裁判を受ける際に不可欠な要素です。
法定通訳人は高い専門性が要求される職業であるにも関わらず、日本では十分な取り組みが行われていないことから私は是非とも自分の声でこの問題とその解決策を伝えたいと考えました。そして大会に出場することでそれを実現でき、自分にとってとても有意義な経験になったと思います。
また、同期や先輩方々が弁論作成に協力してくださったことが大変力になりました。 この気持ちを忘れず、今後も弁論作成により一層励んで参ります。
最後になりますが、花井杯に関わってくださった全ての皆様に深く御礼申し上げます。
第61回花井卓蔵杯争奪戦全日本雄弁大会に出場させて頂きました、1年会員の橋原ひまりです。私は今回、「ジャパニーズドリームの嘘」という演題の下、技能実習生について弁論させていただきました。この弁論を作成しようと思ったのは、地元の農家で実習生が過酷な労働をさせられた末、亡くなったというニュースを聞いたからです。作成中、自分は実習生にどのように日本で働いてほしいのか、彼らが日本にとってどんな存在になってほしいのか、といった価値観を深めていくのが特に大変でした。しかし、作成班の先輩方を中心に自分の価値観を引き出すことを手伝ってくれました。さらに、同期も弁論で使う資料を見つけてくれたり自分の苦手な質疑の練習に付き合ってくれたりしました。その結果、自分の納得のいく弁論を作成することが出来ました。また、私は今回の弁論作成を通して、将来は技能実習生を支援できる人になりたいと思いました。最後に、この大会に関わってくださった全ての皆様に心より御礼申し上げます。
最後になりましたが、本大会開催にあたりご支援ご協力をくださいました皆様と、大会にお越しくださった皆様に厚く御礼申し上げます。