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2023/05/13 第17回東京大学五月祭記念弁論大会



5月13日(土)に、第17回東京大学五月祭記念弁論大会が、東京大学本郷キャンパス法文1号館にて開催されました。



当会からは、岡宮唯央奈(文2)が、演題「利益衡量」のもと、犯罪被害者の個人情報の扱い方について訴えました。




結果は入賞を逃したものの、自らの思いを熱く訴えていました。





以下、弁士の感想です




この度、第17回東京大学五月祭記念弁論大会に出場させていただきました、2年会員の岡宮唯央奈です。


私は今回、犯罪被害者やその家族の個人情報の扱い方について訴えました。


現在、被害者が亡くなっている場合には、個人情報も含めて報道することが原則となっています。被害者の個人情報は、報道機関が独自に得たものだけではなく、警察から報道機関に公式に公表されています。この際、個人情報を報道して良いかどうかに関して、被害者遺族の希望は反映されるどころか聞かれることすらほとんどありません。この背景には、被害者遺族の権利よりも国民の知る権利が優先されているという現状があります。こういった現状を解決するために、知る権利は何を知ることなのかを提言し、警察に対して遺族の希望を聞いた上で尊重すること、報道機関に対してその希望を守ることを義務化するというプランを提案いたしました。


結果としましては、入賞することができず、不甲斐ない結果に終わってしまいました。しかし当日演台に立ち、弁論をできたことは、弁論の楽しさを実感するためにはこの上なく良い経験でした。


作成にご協力いただいた会員の皆様をはじめ、本大会の開催および運営にご尽力くださった方々に厚く御礼申し上げます。

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